徳治 person of virtue 2004 3 15
不知命、無以為君子也。
不知礼、無以立也。
不知言、無以知人也。
命を知らざれば、以て君子と為す無きなり。
礼を知らざれば、以て立つ無きなり。
言を知らざれば、以て人を知る無きなり。
指導者としての天命を知らなければ、指導者としての資格はない。
指導者が礼を知らなければ、世に立っていくことはできない。
指導者が人の言葉の真意を知らなければ、人を知ることができない。
「知命」、「知礼」、「知言」が、指導者として、必要な三つの要件であると、
『論語』の全章が結ばれる。
「知命」、「知礼」、「知言」により、
指導者としての「徳」は、完成する。
しかし、出発点は「学而」、
指導者への道としての学問修養が必要と説く。